YouTube等動画を配信することが身近になった昨今、動画を作成する機会も増えている。そこで無料で利用可能な動画編集ソフト Shotcut の使い方をまとめる。
本ナレッジでは特に動画中から任意の時間の部分を切取るトリミングの方法を記載する。
トリミング方法としては、タイムライン挿入での方法と、タイムライン上での方法の2種類がある。双方の方法について記載する。
Sponsored Links
タイムライン挿入での動画トリミング方法
まずは、タイムライン挿入での動画トリミング方法を記載する。
- Shotcutを起動し、ソースとなる動画をShotcutに取り込む。
- 方法が不明の場合は以下ナレッジを参照
- 動画を取り込んだ状態だと、ウィンドウ中央にあるプレビュー画面に動画のプレビューが表示されている。
- 動画の時間を表しているシークバー上にて、左端にある三角矢印を動画の不要な部分を除いた開始したい位置にドラッグし、右端にある三角矢印を動画の不要な部分を除いた終了したい位置にドラッグする。
- 以下の例では開始を元動画の00:00:01 (1秒)、終了を元動画の00:00:025 (2.5秒)にしている。
- プレビュー画面上のプレビュー画像をウィンドウ下部のタイムライン上へドラッグ&ドロップする。
- そうすると以下の通り、先程指定した開始と終了に切り取られ時間が短くなった動画がタイムライン上に挿入される。これにより、動画のトリミングがなされる。
- プレビュー画面上でもトリミングされた状態となっている。
- 以上でトリミングは完了となる。他の必要な編集をした後、書き出しを実施する。
- 他の編集方法等は以下を参照。
- 動画の書き出し方法は以下を参照。
本手法では元動画の最初と最後の不要な部分のみがカット可能となる。動画中の途中の部分など細かなトリミングが必要な場合は次の手法にて実施する。
タイムライン上での動画トリミング (動画分割 + 削除) 方法
続いてタイムライン上に動画を移動させてから実施可能な動画のトリミング方法について記載する。
本手法は動画を任意の場所で分割し、不要な部分を削除する方法となるため、細かなトリミングが可能となる。
- Shotcutを起動し、ソースとなる動画をShotcutに取り込む。
- 方法が不明の場合は以下ナレッジを参照
- 動画を取り込んだ状態だと、ウィンドウ中央にあるプレビュー画面に動画のプレビューが表示されている。
- プレビュー画面上のプレビュー画像をウィンドウ下部のタイムライン上へドラッグ&ドロップする。
- タイムライン上に動画の V1 と表記された映像トラックが入っている状態となっているので、動画の時間が記載されている黒いスペース中において動画を分割したい任意の時間の箇所をクリックする。
- 以下の通り、三角矢印と線が組み合わさったスライダーが表示されることが確認できる。
- 必要に応じてスライダーをドラッグして、動画を分割したい任意の時間の箇所にさらに移動する。
- “][“ アイコンの分割ボタンをクリック。
- 以下の通り、動画が分割されたことが分かる。
- 分割された動画のうち、削除したい不要な動画の方をクリックする。
- 以下の例では左側の動画をクリックしている。
- 右クリックするとメニューが表示されるので、その中から “削除” をクリック。
- 分割された動画のうち、選択した左側の動画が削除されて動画がトリミングされ短くなっていることが確認できる。
- 動画の後半の不要な部分も同様の方法でトリミングしていく。
- スライダーをドラッグして、動画を分割したい任意の時間の箇所にさらに移動する。
- “][” アイコンの分割ボタンをクリック。
- 分割された動画のうち、削除したい不要な動画の方をクリックする。
- 以下の例では右側の動画をクリックしている。
- 右クリックするとメニューが表示されるので、その中から “削除” をクリック。
- 分割された動画のうち、選択した右側の動画が削除されて動画がトリミングされ短くなっていることが確認できる。
以上で、トリミングが完了となる。
上記例では動画の最初と最後の不要な部分をカットしているが、同手法で動画中の任意の場所をトリミング可能であり、さらに動画の結合と組み合わせることで複数の動画を望ましい1つの動画に編集することも可能となる。
他の動画の編集方法は以下を参照。
そして、編集が全て完了したら動画を書き出す。書き出し方法は以下を参照。
Sponsored Links