Unityの概要および初期セットアップ方法は、以下ナレッジに記載している。これらにより、Unityの利用準備が整う。
その上で、本ナレッジではUnityによる3DCGコンテンツやゲームの作り方の初歩として、Unityの実行方法とオブジェクトの操作方法を記載する。
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Unity 起動方法 & プロジェクト作成方法
- UnityはUnity Hubから起動するため、Unity Hubを起動する。
- はじめての起動の場合はプロジェクトの作成が必要なため、Unity Hubの”Projects”画面右上の”NEW”をクリック。
- プロジェクトとは作成しているゲームや3DCGコンテンツに関係する全て (素材やスクリプト、シーン等) をまとめたものである。
- シーンとはゲームや3DCGコンテンツの一場面をまとめたものである。
- 既にProjectが作成済みの場合は、Project名をクリックしUnityを起動する。
出典 : Unity
- 3DCGを作成したい場合、”3D”を選択。
出典 : Unity Hub
- “Project Name”と”Location”を入力し、”CREATE”をクリック。
出典 : Unity Hub
- Unityが起動し、Unity Editorが表示される。
出典 : Unity
オブジェクトの作成方法
オブジェクト作成の例として、3Dオブジェクトの立方体を作成する。
- 画面左上にある”Hierarchy”ウィンドウの”+”をクリックし、”3D Object”中の”Cube”をクリック。
出典 : Unity
- “Scene”ビュー内で、立方体は中心に作成される。
- 立方体をクリックすると、画面右側に”Inspector”が表示される。
- “Transform”項目の”Position”欄を確認すると現在のオブジェクトの座標が確認できる。
- オブジェクト作成当初はXYZ座標全て0となっている。
出典 : Unity
カメラとライトの確認
Unityではオブジェクトを作成しない状態でも、画面中央のシーンビューに2つのものが見える。
真ん中上部のものがライトであり、その左にあるものがカメラである。
ライトは3次元空間を照らすものである。カメラは3次元空間の一部をキャプチャして映すものである。
出典 : Unity
カメラとライトの座標を確認する。
- 左側の”Hierarchy”ウィンドウにて”Main Camera”をクリック。
- 右側の”Inspector”の”Transform”項目の”Position”欄にて座標を確認できる。
- 初期では、カメラは”X:0, Y:1, Z:-10″となっている。
- Unity3Dの座標系は左手系となる。そのため、Y軸 1とは空中にカメラが浮いている状態となる。
- ライトは”Hierarchy”ウィンドウにて”Directional Light”をクリックし、同様のことを実施。
出典 : Unity
プロジェクト (ゲーム) の実行方法
- 画面の中央上にある実行ツールにある実行ボタン (横三角のマーク)をクリック
- 画面中央の”Scene”ビューだった部分が”Game”ビューに変わる。
- カメラの視点で作成した立方体が表示される。つまり、横からの立方体が映る。
- カメラを被写体に近づけて、実行すると”Game”ビュー中の被写体は大きく映る。
- 実行ボタンの隣にあるボタンは一時停止ボタンとコマ送りボタンとなる。
- 再度、実行ボタンをクリックすると、”Game”ビューは終了する。
出典 : Unity
シーンの保存方法
実行にて確認したシーンを保存する。
- メニューの”File” – “Save As…”をクリック。
出典 : Unity
シーンビューの視点操作方法
3D CGコンテンツを作成する際、”Scene”ビューの視点操作をして見やすくしたい場合がある。
その操作方法を記載する。
- ズームイン、ズームアウト
- マウスのマウスホイールを回転。
- 平行移動
- マウスの中クリックを押しながらドラッグ。
- または、画面左上の操作ツール中にある手のマークである画面移動ツールをクリック。”Scene”ビュー中で左クリックを押しながらドラッグ。
- 回転
- 右クリックを押しながらドラッグ。この操作中は手のマークは目のマークに変化する。
- “Scene”ビューの右上にあるシーンギズモ (赤、青、緑の色がついているもの)各XYZ軸をクリックするとそれぞれの軸に応じた視点となる。
- X軸 (赤) : 真横からの視点
- Y軸 (緑) : 真上からの視点
- Z軸 (青) : 真正面からの視点
出典 : Unity
オブジェクトの操作方法
- オブジェクトの移動
- 画面左上の操作ツール中の、左から2番目にある移動ツールを選択。
- “Hierarchy”ウィンドウ内の対象オブジェクトをクリック。
- 以下の例では”Cube”を選択。
- “Cube”に3軸の矢印が表示される。 赤はx軸上に、緑はy軸上に、青はz軸上に移動させることが出来る。
出典 : Unity
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- 移動させたい軸の矢印をクリックしながらドラッグ。この操作でオブジェクトは移動可能。
- 移動させると、”Inspector”の”transform”項目、”Position”欄の値も変化することが分かる。この値を直接変更してもオブジェクトは移動可能。
出典 : Unity
- オブジェクトの回転
- 画面左上の操作ツール中の、左から3番目にある回転ツールを選択。
- “Hierarchy”ウィンドウ内の対象オブジェクトをクリック。
- 以下の例では”Cube”を選択。
- “Cube”に3つの円が表示される。赤はx軸を中心に、緑はy軸を中心に、青はz軸を中心に回転させることが出来る。
出典 : Unity
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- 円をクリックしてドラッグ。この操作でオブジェクトは回転可能。
- 回転させると、”Inspector”の”transform”項目、”Rotation”欄の値も変化することが分かる。この値を直接変更してもオブジェクトは回転可能。
出典 : Unity
- オブジェクトの拡大・縮小
- 画面左上の操作ツール中の、左から4番目にある拡大・縮小ツールを選択。
- “Hierarchy”ウィンドウ内の対象オブジェクトをクリック。
- 以下の例では”Cube”を選択。
- “Cube”に3軸の線が表示される。 赤はx軸上に、緑はy軸上に、青はz軸上に拡大・縮小させることが出来る。
出典 : Unity
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- 拡大・縮小させたい軸の先端にある四角形をクリックしながらドラッグ。この操作でオブジェクトは拡大・縮小可能。
- 中心にある立法体をクリックしてドラッグすることオブジェクトを一律拡大・縮小可能。
- 拡大・縮小させると、”Inspector”の”transform”項目、”Scale”欄の値も変化することが分かる。この値を直接変更してもオブジェクトは拡大・縮小可能。
出典 : Unity
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