[レポート] Google Cloud Next ’20 – キーノート

Google Cloud Next

Google Cloud NextはGoogle Cloudのカンファレンスである。2020年はオンラインにて実施された。
本調査ではそのGoogle Cloud Next ’20のWeek 1に実施されたキーノートに参加したため、レポートを記載する。

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本レポートの概要

Google Cloud Nextは昨今毎年実施されている、Google Cloudのカンファレンスである。2020年はオンラインにて実施された。
Google Cloud Next ’20は9週に渡って実施されて、毎週異なるテーマのセッションが開催されている。

本カンファレンスのWeek 1に実施されたキーノートセッションに参加した。このセッションについてレポートを記載する。

キーノート – Opening Keynoteの概要

キーノートは「Opening Keynote」である。本セッションの動画は下記から確認可能となっている。英語が苦手な場合でも、YouTube上の 設定 – 字幕 – 自動翻訳 – 日本語 にて日本語字幕の表示が可能である。

本セッションでは、企業がクラウドテクノロジーを用いて、未来に向けて構築し、複雑さや課題、機会に適応する方法について洞察を共有している。スピーカーはGoogleとAlphabetのCEO Sundar Pichai と Google CloudのCEOT homas Kurian が努めている。

キーノート – Opening Keynote の詳細および所見

本セッションの内容を一部我々の所見を加えながら、まとめる。

  • 今後の変化の影響
    • 把握しきてれいないが、3つの傾向が伺える
      • 1. 仕事のデジタル化の進行
      • 2. 共同作業の増加
      • 3. 柔軟な働き方の定着
    • クラウドへの投資が増加
      • 1Q クラウド事業は前年比50%以上の成長
        • 100億ドル超えのランレート
  • 新サービス紹介
    • “Confidential VM” 発表
      • データを処理中でも暗号化可能なクラウドのワークロードを非公開のまま維持できる新ソリューション
    • BigQuery Omni
      • Anthosを基盤としたマルチクラウド分析ソリューション
    • [所見]
      昨年はAnthosという大きな新サービスを発表していたが、今年は、大きな新サービスというより、これまでの方針を正常に進化し、よりクラウドを使いやすく、要求されている点を素直に改善したサービスを打ち出している印象。コロナ禍で既に需要が高くなっている状況において、基礎を固めてGCPのこれまで打ち出しているマルチクラウド、機械学習等AI関連ソリューションを推進といった方針を素直に推し進めていると思われる。
  • パンデミックから立ち直るため、ビジネスの再構築を支援
    • Google Cloud は各団体の能力を高めビジネスをデジタル化、データを活用したイノベーションを通じてビジネスの再構築を支援
    • 3つの重要なサービス
      • 分散型IaaS
        • コンピューティング、ストレージ、ネットワークの各機能をAPIまたは様々な先進的セキュリティ機能で保護されたコンソールを使って拡張可能。これは、クラウドリージョンで構成されるグローバルネットワークを通して実現できる。
        • 1台の超大規模コンピュータに見える
        • セキュリティも強化
          • Confidential Computing: 保存中、移動中だけでなく、処理中のデータも暗号化
      • デジタル変革プラットフォーム
        • アプリケーションのモダナイズを進め(Anthos)、ビックデータを素早く処理して分析、Googleの機械学習ツールを使ってデータを理解する。
          • Anthos によってアプリケーションのモダナイズ
            • ハイブリットクラウド、マルチクラウドが容易に
          • データと分析のポートフォリオ
            • Big Query Omniにより、AWSやAzureでもデータを移動しなくてもクエリを使い分析が可能
            • Biq Query は100個の平行ストリームをサポートしており、リアルタイムデータ分析が可能
            • Big Qurery に自然言語クエリインタフェースを追加、自然言語でのデータ分析可能
        • 組織内外のコラボレーションの変革
          • G Suiteユーザは昨年末、20億超え
          • コロナ禍における G Suiteの無料提供紹介
          • [所見]
            昨年のGoogle Cloud Next以上にG Suiteへの言及が大きいように思える。コロナ禍でTV会議システム Google Meet を主にコラボレーションサービスの需要が一層高くなっており、改めてG Suiteを推していると思われる。
      • 業界特化型デジタル変革ソリューション
        • 業界別ソリューションをそろえている
          • retail – 需要計画
          • Financial services – 詐欺対策
          • Industrial & manufacturing – 品質検査
          • Healthcare
          • Media, gaming, entertainment
          • Public sector

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